いままで忙しかったね!ありがとう!
退職して引退する同僚へ・・・この町で過ごして楽しかった思い出を、形にして渡してあげたい!思いついたのは「町の特産品」!
受け取った人はどんな気持ちだったのでしょうか?アンケートページからの投稿をご紹介します。
保険会社に30年勤めていました。
いろいろな支店に赴任しましたが、退職した時には、家具作りで有名な町に在籍していました。まさかそれにご縁のある退職プレゼントをいただけるとは思いもよらなかったです。
いただいたプレゼントは、地元の有名家具店にオーダーしたオリジナルの揺り椅子です。映画の中でしか見たことのないような本格的なもので、みるからに座り心地がよさそうなフォルムでした。
「試してみて!」といわれて腰掛けてみました。
ひじを乗せ、ゆったりと背中を預けるとゆらゆらと自然にゆれます。幼い頃、ブランコで遊んでいたときの感覚を思い出すようで、なつかしくうれしく、思わず泣けてしまいました。
ことさらに言葉にはされませんでしたが「この椅子でゆっくり疲れをいやしてくださいね」というメッセージが伝わってくる、心のこもったプレゼントに感激しました。
退職後は揺り椅子に揺られながら、ワイン片手にゆっくりと好きな音楽でも聴こうと楽しみにしていたものの、何かと忙しくてなかなかそんな優雅な時間を過ごすことができませんでした。
この頃ようやく落ち着いて自分の時間を取れるようになり、憧れの揺り椅子タイムを満喫しています。
私だけでなく愛猫もたいそう気に入っており、ちょっと席を外して戻ってくるともう揺り椅子の上で丸くなっています。無理もない気持ちよさだよね、と笑って譲ってあげます。
こんな豊かな時間を過ごせる素敵なプレゼントをいただけて本当に感謝しています。
退職して、初めてのゆっくりした時間を過ごされているようですね。大変素敵なエピソードでした。
揺り椅子のプレゼントなんて、相手のことをよくわかっていないとできない贈り物。こうした「自分のことをよくわかってくれているプレゼント」は、何よりの宝物となるはずです。